自律神経について
自律神経失調症とは
自律神経には交感神経と副交感神経があります。この2つは一つの臓器を支配する時はどちらかが働けば一方が休むというお互いがシーソーのような関係で活動時に交感神経、休息時に副交感神経が働いています。
しかし不規則な生活や昼夜の逆転などで自律神経のバランスやリズムが崩れると、活動時の交感神経が休息時に、休息時の副交感神経が活動時に働いてしまいます。
休息したい時に活動時の交感神経が働くと
心拍数の増加
血圧の上昇
筋肉の緊張など
体が活動的な状態になってしまいます。
眠りたくてもドキドキしたり力が入ってしまい、ゆっくり休めず回復できなくなってしまいます。
逆に活動時に休息時の副交感神経が働くと
心拍数の減少
血圧の下降
筋肉の弛緩など
体が休息状態になってしまいます。
活動したくても無気力で力が入らず集中できません。
気持ちと体が反対の働きをしてしまうので慢性的な疲労・めまい・頭痛・微熱・耳鳴り・うつ状態など様々な不調も出てきます。
このように自分自身でコントロールできない自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが崩れて色々な症状が出る状態を自律神経失調症と言います。