股関節は
骨盤の寛骨の寛骨臼と
足の大腿骨の大腿骨頭をつなぐ
付け根にある関節で
その股関節の
骨と骨の間にあるクッション
関節軟骨がすり減って
炎症を起こし
悪化すると
骨そのものが変形する
病気が「変形性股関節症」です。
主な症状は
股関節の痛みや機能障害で
立ち上がったり歩くなど
股関節に負担がかかる時に
痛みが出始め
変形が進行すると
痛みが強くなるだけでなく
寝ている時など
負担がかからなくても
痛みが出るようになります。
「変形性股関節症」は
加齢や激しい運動などによる
負荷の蓄積などが原因で
生まれつき股関節が浅い
臼蓋形成不全
骨盤の歪みO脚・X脚などによる
姿勢・立ち方・歩き方の
悪さもなども影響しています。
「変形性股関節症」は
妊娠・出産を行うための
骨盤の形状の違いや
男女の一般的な
股関節周りの筋肉量の関係から
女性に多いのが特徴です。
痛みが強く出始めると
動くのがつらくなり
歩かなくなるので
さらに筋力が低下し
変形や痛みが進みます。
主な治療法としては
「保存療法」だけでなく
「手術療法」もありますが
できるだけ痛みが出る前に
歪みの無い正しい姿勢で
適度な運動を行い
股関節周りの筋力を維持
股関節への負担を
軽減することが大切です。