体温を測る体温計は
昔は水銀による
アナログ式でしたが
最近では
デジタル式で
色々種類があり
測定箇所も様々です。
測定箇所は
大きく分けると
脇に挟む
口に入れる
耳
おでこ
おしり
の5か所です。
体温とは文字通り
体の温度なので
中心に近い位置で
計測するのが
正確で安定しています。
一般的な脇での計測は
しっかり脇をしめるので
正確に測るとができます。
しかし正確な体温を
実測するためには
10分以上必要と
言われています。
そのため予測式という
体温の上昇率から
体温を予想し
短時間で表示する
体温計が増えています。
予測式は予測値なので
実測値からは誤差が生じます。
口での計測も
舌の裏側の付け根に当て
舌で密着して
口を閉じるので
脇と同様正確性は高いです。
耳で測る体温計は
鼓膜からの赤外線で
体温を計測します。
向きや当て方により
誤差がでますが
じっとしていることができない
赤ちゃんにも便利で
短時間で測定できます。
おでこで測る
非接触の体温計も
おでこから出る赤外線から
体温を計測します。
触れずに瞬時に
計測できるので
衛生的ですが
外気の影響や
汗をかいていると
正確に測ることができません。
おしりでの計測は
肛門に直接入れるので
体の中心に近く
外気に触れないため
正確性は高いですが
衛生面や抵抗感があるため
一般的ではありません。
それぞれの体温計は
計測方法や
測定部位が違うので
同時に測っても
必ずしも一致はしません。
できればそれぞれ平熱を覚えて
気軽に衛生的に測りたいときは
おでこの非接触
赤ちゃんには
おでこの非接触・耳
正確に測りたいときは
脇・口・おしりでできれば実測式
と使い分ると良いかもしれません。